■わが街 ふるさと・・・・・宇治市
 2006年8月28日付のしんぶん「赤旗」に掲載した記事です。

 京都市の南部に隣接する宇治市は、「朝ぼらけ 宇治の川霧 たえだえに あらわれわたる 瀬々の網代木」と歌に詠まれ、千年の時を超えて滔々と流れる宇治川を中心とした美しい景観と、世界遺産に登録されている国宝の「宇治上神社」「平等院」をはじめとする豊かな歴史・文化遺産に恵まれています。

 宇治川河畔にある宇治上神社は、平安時代後期に建てられた現存するわが国最古の神社建築です。

 また、646年に宇治橋が架橋されてからは、奈良・京都・滋賀を結ぶ水陸交通の要衝をなりました。日本最古の橋である宇治橋から上流の眺めは絶景です。

 平安時代の後期、1052年に藤原氏によって平等院鳳凰堂が建てられました。鳳凰堂には、定朝作と言われている国宝の阿弥陀如来像が安置されています。

 京阪宇治駅に降り立つと趣のある通圓茶屋が目に入ります。

 宇治川を眺めながら宇治橋を渡ると数知れぬ鳥たちが舞います。
 
 平等院表参道には宇治茶の店が軒をつらね、茶の香りに包まれます。茶団子、抹茶アイスクリーム、茶飴とお茶をつかった食べ物も楽しい。

 平等院表参道を抜け、宇治川の堤に出る。堤から平等院の阿弥陀如来像の顔を見ると、昔の庶民の暮らしが偲ばれる。当時は、庶民は境内に入って阿弥陀さんを拝むことはできませんでした。

 また、治安維持法の改悪に反対し、右翼の凶刃に倒れた山宣(山本宣治)の生家の料理旅館「花屋敷」も平等院近くの宇治川のほとりにあります。毎年、命日の3月5日には、墓前祭が行われています。


 戦後、新憲法のもとでの初めてのいっせい地方選挙(1947年)で、日本共産党は京都で4人が当選しましたが、その一人は槇島(現宇治市槇島町)村議でした。今は、8人(定数32人)の共産党議員が、議会第一党として市民の暮らしを守っています。

 美しく歴史のある宇治は、味わえば味わうほどよい街です。