大久保幼稚園廃園・3年保育や預かり保育の試行 
就学前教育の基本的方向の変更であり
市民意見を聞くためのパブリックコメント実施を
2017年12月10日(1149号) 
 宇治市は、市議会・12月定例会に2020年3月末で大久保幼稚園を廃園する「大久保幼稚園廃園条例」を提出し、文教福祉常任委員会に付託し審査が行われることになりました。 

 12月6日に開かれた本会議で党議員の「なぜ市民の意見を聞くパブリックコメントを実施しないのか」との追及に、教育部長は「基本的な計画でないから実施しない」との答弁を繰り返すことに終始しました。

 市教委は11月9日の文教福祉常任委員会で宮本議員の「『今後の公立幼稚園のあり方』で、大久保幼稚園を廃園し、新たに東宇治幼稚園で3年保育を試行し、木幡幼稚園と神明幼稚園で預かり保育を試行するとしてるが、これは宇治市の就学前教育の基本的な方向性を示したものか」との質問に教育総務課長は「そのとおりでございます」と答弁しています。

 宇治市の「パブリックコメント手続に関する指針」では、その対象を次のように定めています。これまで実施してこなかった3年保育や預かり保育の試行は就学前教育の基本的方向であり、大久保幼稚園の廃園条例は、大久保幼稚園を利用しようとしていた人の権利を制限することは明確ですが、パブリックコメントを拒否しています。

 市長は、「市民に説明責任を果たし、市民とのパートナーシップによる市政の推進をはかる」と言いながら、まったく市民の声を聞かない強引な市政と言わざるを得ません。

宇治市の「パブコメ指針(要旨)」
➀市の基本方針を定める行政計画や構想の策定又はこれらの重要な改定。
②市の基本的な制度を定める条例の制定又は改廃。
③広く市民等に義務を課し、又は権利を制限することを内容とする条例の制定又は改廃。
④その他実施機関が必要と認める案件。