「大久保幼稚園を廃園しないで」
保護者ら8653筆の署名を提出
2017年12月3日(1148号) 
 宇治市は、12月定例会に大久保幼稚園を廃園する条例を提出し、2020年3月末で廃園をしようとしています。
 大久保幼稚園の保護者などの「大久保幼稚園を守る会」は、11月24日、「大久保幼稚園をなくさないで」「全ての幼稚園で3年保育・預かり保育の実施を」などを求める署名を8653筆集めて、市長と教育長に要望書を提出しました。

 署名は、10月17日から取り組まれたもので、会の代表らは、「大久保区の住民や先生たちにも活動が広がり、卒園児や転居し宇治を離れた人も協力してくれた。市の幼児教育充実のためにも、公立幼稚園は必要」と訴えました。

 市教委は、大久保幼稚園の廃園理由として、募集定数に対し、入園児の充足率の低下をあげています。私立の幼稚園では3歳児から預かる「3年保育」や「預かり保育」はあたりとなっており、市立幼稚園のPTAも毎年のように3歳児から預かる「3年保育」や「預かり保育」を要望していますが、市立の幼稚園では2年保育しか実施していません。

大久保幼稚園廃園し、3年保育実施は1園のみ

 今回、大久保幼稚園を廃園し、3年保育の試行するのは東宇治幼稚園のみで、神明幼稚園や木幡幼稚園は2年保育のままです。
 
 また、大久保幼稚園の地元大久保区は、11月6日に「大久保幼稚園の廃園に反対します」との申し入れを行い、「保護者や地元住民への説明もなく、合意もないない中で、一方的に12月議会に廃園条例を提出しないように」と求めています。

 申し入れに対して教育部長は「乱暴といわれても仕方ない。申し訳ない」と説明不足を陳謝し、区からの抗議の今後の対応に「持ち帰って検討する」と答えています。
 市教委は、11月16日になって初めて他の市立幼稚園の保護者への説明会を開きましたが、「市は市立幼稚園を大事に思っているのか」など厳しい意見がだされました。