太閤堤跡歴史公園整備事業予算可決      
市民生活犠牲の巨額計画 88億円
共産党提案 関連予算削減の修正案、1票差で否決 
2017年7月16日(1128号) 
 宇治市議会は6月30日の本会議で、総額88億円の大型開発事業となる「宇治川太閤堤跡歴史公園」(仮称)整備事業計画の設計・建設・運営費用を含む、補正予算案を民進、自民らの賛成多数で可決しました。
 
 共産党宇治市議団(7人)は、同事業にかかわる予算を削減する修正案を提案し、「市民生活を犠牲にする巨額整備計画であり、市民の理解も得られていない」と主張しましたが、賛成13人(共産、公明など)、反対14人(民進、自民など)の1票差で否決されました。

 同事業は、太閤堤跡の保存を含め、面積2.5㌶の土地に総事業費約88億円をかけて、観光施設などを整備・開発するものです。

 同事業予算は市議会が過去に2度(2015年9月、2016年3月)、共産党や自民党、公明党などの反対で否決されており、市は今回、観光に特化して、三たび提案していました。

 市の説明では、財政規模の縮小、観光拠点を強調しましたが、開園後の15.5年間の収支予測では、従来計画に比べて1億4千万円の市民負担増が判明。事業設計や建設、管理運営などを20年に渡り市外の大企業に委ねるPFI方式の採用は従来通りです。議会論戦では、特化したとするが、観光客の増加予測や経済波及効果の見込みが不明であることがわかり、PFI事業のため、地元業者が参入できない問題点は解消されないままでした。