「(仮称)太閤堤跡歴史公園」の補正予算(25億4千万円の債務負担)
共産党提出「予算の削除を求める修正案」
賛成13(共産、公明、片岡議員)  反対14(民進、自民、浅井・秋月議員)  
2017年7月9日(1127号) 
 宇治市議会6月定例会の最終日の6月30日に「(仮称)太閤堤跡歴史公園」整備事業にかかる補正予算案が審議され、日本共産党議員団が提出した修正案(太閤堤に関する債務費25億4千万円の削除を求める)が賛成13、反対14で否決され、原案が賛成多数で可決されました。

  歴史公園の設計、施工、運営管理を20年に渡りPFI方式で民間業者に委ねるもので、一昨年9月と昨年3月の定例会でいずれも否決されていました。
 
  補正予算では、宇治公民館を廃止し、その機能移転を取りやめ観光に特化した施設にするなど経費の削減を図ったとしていますが、建設費は3億2千万円減少したものの、運営費は収入が減少するため4億8千万円増え、開園後15年6カ月の収支総額(建設費と運営費)では逆に増加しています。

  宮本議員は、「観光に特化することによって観光客が増加というが、88億円も使って、どれだけの観光客が増えるのか、そのことによって市内経済への波及効果があるのか」と追及しましたが、「分からない」と無責任な答弁に終始しました。

  また、宮本議員は、「今年4月から身体障害者手帳や障害者手当、障害年金等の申請や変更届けする際の診断書料への助成を廃止したり、見直したが、総額で139万円で、影響を受ける人は、1300人余りだ。こうした事業を財政が厳しいといって廃止、見直す一方で、88億円も使う事業については、その効果についても明らかにせず、わからないでは許されない。税金の使い方が間違っている」追及しました。 

 民進党は「人口減少社会にあって、歴史まちづくりは市の成長戦略」と賛成討論しました。
予算が可決され、今後は、PFI方式で民間事業者に設計、施工、運営・管理についての一貫した提案を公募し、事業者を決めて契約を結ぶことになります。その際は、再び契約行為について議会の議決が必要になります。