宇治市 2018年度予算案
中学給食実施へ調査費・中学卒業まで医療費無料に
国民健康保険 8年連続黒字なのに保険料引き下げず据え置き
2017年2月19日(1108号) 
  市長は、2017年度の宇治市予算案を2月13日の議会運営委員会に示しました。昨年12月の市長選挙で山本市長が再選後、初の予算案ですが、市民がねばり強くすすめてきた運動の広がりと議会での論戦が、市長選挙を経て市政を動かし、いくつかの願いが前進しました。しかし一方で100億円ちかいの太閤堤跡歴史公園事業は全体像を示さないままをすすめようとしたり、北陸新幹線府南部延伸に固執するものになっています。

中学校給食実施へ

 中学校給食実施のための調査費が計上されました。「宇治市の中学校給食の実現をめざす会」のみなさんは、2014年12月議会に1万筆を超える署名を添えて請願(不採択)、2016年秋に8千筆の署名を添えて市教委へ要望、そして12月議会では再度の請願が提出され全会一致で採択されました。市教委はその後に開かれた委員会で、中学校給食実施を決めました。おいしくて安全な給食の早期の実施が求められます。

医療費助成拡大

 障がい者医療費助成と中学校卒業までの医療費無料化が実現しました。2014年9月に療育手帳Bの方への医療費助成を求める請願が採択されましたが、市は「財政負担が大きい」「他の障がい者との関係」などを理由に実施しませんでした。その後、障害者施設保護者連絡会から6千筆近い署名を添えた要望書が提出され、党議員団も2度にわたって実施のための条例案を提出してきました。来年1月診療分から実施されることになりました。 

国保料は据え置き

 宇治市は、府内でも最悪の高い国民健康保険料となっています。2016年度も5億円を超える黒字となる見込みで、8年連続の大幅黒字です。約8億円もの基金をためこみ(2016年度末見込み)ながら、他の自治体で実施している国保料抑制のための一般会計からの繰入金(法定外繰入金)が市では0円です。黒字分の繰越金や基金を活用し、他の自治体なみに一般会計からの繰入を行えば引き下げは充分に可能ですが、市は国保料を引き下げず据え置きとしました。党議員団は、3人世帯で年2万円の引き下げの条例提案を予定しています。

トイレ改修3校

 トイレが、くさい・きたない・洋式トイレがないなど時代遅れの状況におかれている学校が16校も残っているのに、来年度の実施は3校しかありません。保育所に入れない待機児童は、2014年4月の81人から2015年4月には109人、2016年4月には125人へとさらに増えています。保育所の新設などの抜本的対策が必要ですが、来年度は20人しか増えず、さらに待機児数が増える可能性があります。特別養護老人ホームに入れない待機者は、2016年には243人となっていますが、建設の計画はありません。