大久保小の給食の民間委託先
予定価格を6885万円に25%引き上げ再入札
民間委託 1者入札で競争環境がなくなると委託費は高くなる
 
2017年2月5日(1106号) 
 宇治市は、4月からの5つ小学校の学校給食の民間委託先を決める入札を12月22日に実施しました。4校は予定価格以下で落札しましたが、大久保小(960食見込)は、A社しか入札に参加せず、予定価格5505万円を大幅に超過する6912万円の入札で不調になっていました。

 市は12月定例会の最終日の1月27日、予定価格をA社の入札額より27万円低い6885万円にする補正予算(債務負担)を提出しました。

 宮本議員は、「他の4校は予定価格以下で落札している。大久保小学校だけ、不調になったということで予算額を引き上げる理由は何か」と質しました。 市教委は、「大規模校は、調理のできる人の配置が必要になるため、増額が必要」と答弁。宮本議員の「具体的にはどのような人の配置を求めるのか」との質問に市教委は、「調理技術を有する人の配置を求める」と答弁しました。

 さらに、宮本議員の「具体的にはどのような人か」の追及に、市教委は「回転釜など調理器具を使え、味付けのできる人を考えている」と答弁。

 市教委は、委託先の業者に、主任に栄養士、副主任に調理師、従事者には「雇用関係があり集団給食業務経験又は学校給食経験を有するものであること」を求めています。    

 市は、予定価格の引き上理由を「大規模校は、調理のできる人員を可能な限り配置する」と言っていますが、大久保小の入札に参加した同じA社は、昨年の御蔵山小(1053食)の入札に参加し、予定価格の5040万円で入札しましたが、御蔵山小より約100食少ない大久保小には、6912万円でないとできないとしています。
 御蔵山小は、4860万円で入札した他の業者が落札しています。

 市は、民間委託では、競争原理が働き効率的(廉価)と言ってきましたが、1者入札で競争環境がなくなると、業者の言いなりになりかねません。