仰天吃驚!
大関砂潮に隠し子!

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「コノ頃都ニハヤルモノ。夜討、強盗、偽綸旨…」

 最近角界を賑わす話題といえば、現役力士の暗殺事件でもなければ、協会幹部による連続強盗強姦事件でもない。もちろん綸旨などは…

 なんと、大相撲の人気大関砂潮に隠し子疑惑が浮上したのだ。ことの発端は、先輩横綱である張勲が先場所の優勝記者会見で「砂潮みたいにウチもヤンチャな息子が欲しい」と語ったことによるものである。
 大関砂潮といえば、独身ではないが端整な甘いマスク。長身ではないが176センチ、176キログラムと恵まれた体格。視力はいいが隻眼。犬のような食いっぷり。さらには熊にも負けぬハチミツ好き。そして異次元ヘアとも称されるゴージャスな髷が魅力の三枚目半力士として主婦層に異様な人気があり、相撲の実力もまあそれ相応である。その砂潮にもし子供がいるとすれば、それはすなわち砂潮は童貞ではないことを意味し、世間のご婦人方の多くを悲しみのふちに追いやることにつながりかねないとして、当局は警戒を強めている。
 デビュー以来、マダムキラーの名を欲しいままにしてきた砂潮にしてみれば、隠し子騒動は明かにマイナス査定。一部関係者の間では、「今ごろは兄弟子達が火消しに奔走し、関係したマダムを殺戮・誅滅している」とも囁かれている。
 現在、これに抵抗する市民の放火や投石などの暴力行為は一部地域に限られているが、場合によっては騒動が全国に波及する恐れもあるとして、警視庁と内閣の危機管理室は「大関砂潮に関する治安警報」を出し、身の回りの貴重品と足元の手荷物の管理には十分注するよう呼びかけている。また、万が一の際はすぐさま消費者生活センターに連絡するとともに、手洗いうがいを行うよう指導している。

 さて、肝心の大関はマスコミの取材には一切応じないと記者会見で明言し、マスコミの報道には不信感を露にする旨の声明をインタビューに際して発表した。
 しかし、大関の住むマンション周辺では、夜な夜な大関と2,3歳ほどの幼ない子どもが連れ立って彷徨する様子を近隣住民の多くが目撃しており、さらに先月4日には、夫人とともに区役所に出生届を提出しに来た大関について「実にすばらしいジョーカーぶりでしたよ」と女性係員(栃木県出身・44歳)は振りかえる。
 この件に関して、親方である老松親方は「あのね、昔ね、アジスアベバに行ったんだけどね、あそこまで徒歩で行くには時間がかかり過ぎてねェ…。やっぱキンシャサにすればよかったよ」と悔悟の念が尽きぬ様子。また砂潮の第2夫人である框夫人(38)は「オイラはドラマ〜♪」と何やら楽しそう。きっといいことあったに違いない。ちなみに、関連は不明だが第1夫人である貴老路夫人(52)の水死体が昨夜、晴海埠頭で見つかっている。

 辛口で有名な相撲評論家のブライ・カーン氏(31)は「イカの塩辛が好物だ」と強気のコメント。さらに養蚕評論屋の安藤不貴夫氏(92)は「まわしの色がねえ…」と表情を曇らせ目を閉じた後、見守る医師団らの呼びかけにも応じなくなり、そのまま息を引き取った。きわめて長寿であったといえよう。
 一連の騒動が大きくなったせいで、先輩横綱である張勲は「息子とは単に下半身の意味に過ぎない」などといまさら切り出せなくて困惑している、などということはよもやありえまい。
 これら一連の騒動の責任を追及する声が協会内では日増しに強まり、特に最高顧問エダタロー氏を糾弾する声が強い。エダタロー氏は「だいたいやね…。ぐふっ…」と記者団に漏らし、翌日のワシントンポストの1面には誤って死亡記事が掲載された。

 今回の一件以前にも、元横綱の雷薄や万年十両の陳蘭(ともに寿春部屋)などにも隠し子が発覚しており、しかも正規親方である牛金親方は「子だくさんのどこが悪いのか」と反省する様子もなく、手飼いの力士たちには街で自由に繁殖させていた。そのため、街のあちこちに産卵床や簡易型交接器などがあふれかえり、これらが景観を損なうとの批判から、力士の繁殖を法令で制限しようという動きも活発化しつつある。

 そもそも毎日の歯磨きを怠らなければこれほどの事態には進展しなかったであろう、というのが協会首脳陣の共通した認識であり、ことに行司の稚気森伊之助などは「お盆にお歳暮を贈るなんて正しく大胆不敵ではないか!今さらヘアなど見飽きた」と周囲に語っていることから、もはやお中元の存在意義は薄らいだといえよう。

今川開発


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