力士用ブラジャー,今秋にも発売開始
ランジェリー業界はどこへ行くのか?

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 女性下着メーカーの大手Wが,今秋にも力士用ブラジャー「力士のブラ」を発売するとして,今月1日,新作発表会を行った.発表会時のモデルには力士を起用,ランジェリー業界としてはあり得るはずもない「モデルは全て男性」の快(怪?)挙を成し遂げ,その模様はNHK以外のテレビニュースによって全国のお茶の間に届けられた.もっとも,その放送後の視聴者センターは抗議の電話が殺到したというが….

 「力士のブラ」とは,一体どのようなものか.発表会時のプレゼンテーションに基き,まとめてみた.

 「力士のブラ」とは,文字通り力士用のブラジャーで,垂れてくる乳房の形を矯正し,最近Tシャツを好んで着るお相撲さんには「良い胸の形」のままいられる(しかも透けない).その上,前で止めてカチカチするだけで胸の谷間が3段階に調節できる「レスラー・クリック」機能や,稽古で出来た肩のコブなどにしっかりフィットし,ずれにくい「コブ・フィット」機能(特許出願中)など,実に「力士のブラ」は,力士のために作られたランジェリーなのである.色は,赤,青,黄色の三色のみ.

 また,初の男性用ブラジャーということであるが,基本的にカップなどサイズなどにおいては女性用のものに準ずるという.ただし,A,Bカップはなく,いわゆるアンコ型の力士がターゲットなのだそうだ.

 開発担当者に尋ねてみた.

「売れるかどうか?そんなことは眼中にないね.要は,お相撲さんの胸が垂れっぱなしでいいのかってこと.ちゃんとリサーチした結果に基く新商品の開発なんだから.」

 また,「力士のブラ」のデザイナーは次のように語った.

「グッド・アップとはどういうことか.それはいかに形を良く見せるかということである.形の良さに女も男もない.美しいものは美しいのだ.」

 一体Wに何があったのかは分からないが,今度の新商品開発には並々ならぬ熱意が感じられる.開発担当者が最後に語った「私たちは,売れるかどうかだけで商品開発にあたっているのではありません.その商品が望まれているかどうか,それが全てです.」という言葉は,色々な意味で示唆深いものがある.確かに,カップが深そうな力士というのは過去,存在したし(例;K山部屋のK利錦,T砂部屋のK錦),我々が知らないだけで,彼らにとっては実は必要なものだったのかもしれない.

 力士というのは,基本的に筋肉の塊である.土俵上でぶつかった際の衝撃を緩和するために脂肪で体全体を覆い,守っているのだという見方をする学者もいる.特に胸は重要で,ぶつかる位置がいつもと違うというだけで,取り組み終了後に血を吐くことすらあるという.

 Wの,採算を度外視した「賭け」は,ある意味賞賛に値しよう.

(ら王)


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※フィクションです。

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