話題の超大作
「スモー戦士双頭龍〜銀河編」公開へ!
| 今春、話題の超大作映画「スモー戦士双頭龍」シリーズの第3作目である「銀河編」がついに公開されることになった。公開初日の入場者数は5000万人を超えると予想され、空前の大ヒット間違いなしといわれている。 シリーズ第1作目は深作欣八監督による「みちのく編」(2005年冬公開)で、観客動員数3億2000万人を記録し大ヒットに。続く第2作目「南国旅情編」(2007年夏公開)では、観客動員数10億7600万人を記録。もはやこれを超える映画は世に現れない、とまで言われ、「旅情ブーム」とよばれる社会現象にまでなった。そして第3作目は構想4ヶ月、総制作費200万円をかけて制作され、全国各地の映画館の前には、公開の1ヶ月も前から行列ができるほどの加熱ぶり。 「スモー戦士双頭龍」シリーズがこれほどまでにヒットする最大の要因は、なんといっても現役の大関双頭龍の活躍であろう。大関双頭龍は、相撲は弱いくせに、世代・性別・人種を問わず多くの人々の人気を集め、同時に新興宗教「野鼠会」のカリスマ指導者として絶大なる支持を得ている。そのため、ファンだけでなく信者たちのおかげもあって、双頭龍人気を支える支持基盤はかなり強固である。 映画のストーリーを一部紹介しよう。裸の戦士「双頭龍」は永遠のイノチを手に入れるために旅に出る。彼を待ち受ける敵どもとの壮絶なアクションあり、さらに彼が出会う美女たちとのロマンスありで一瞬たりとも目を離せない。そして、最後には敵をなぎ倒し、美女を手に入れ、永遠のイノチと莫大な財宝を手に入れてハッピーエンドをむかえる、という実に陳腐な映画である。 実物の大関双頭龍は身長180センチ、体重221キロといういわゆるアンコ型力士なのだが、映画では身長184センチ、体重79キロというスマート体型をしており、現実との乖離が甚だしい。さらに、実物の顔は柳沢シンゴ似なのに映画では少年隊の東山似なのである。ここまでくると詐欺であろう。が、そんなことはこの際どうでもよい。一番の問題は映画での双頭龍が男であるということだ。実物の双頭龍は女なのに、である。 銀河を舞台にした大活劇の主人公が女ではヒットしそうにないではないか。第一、美女とのロマンスが・・・。まさかレズプレーとはいくまい。そんな思惑もあって、無理やりにでも男を主人公とした映画に仕立て上げられたのであろう。 昨今の双頭龍人気にあやかって、さらに映画の公開に便乗して、台湾や香港では「双頭龍まんじゅう」や「双頭龍ソーセージ」、「双頭龍スリッパ」など関連商品の海賊版が出回っている。ついには「双頭龍直筆サイン」や「双頭龍愛用のコンドーム」(←ヤツは男じゃないゾ!)など、ありえないような商品まで出回り始めている。 ちなみに映画界では「双頭龍は渥美キヨウシ以来50年に一人の逸材」と評されている。しつこいようだが相撲は弱いくせに。そんなわけで、引退後は俳優の道に進むのかと思いきや、本人談「引退したら幼稚園の先生になりたいです。」とのこと。こいつ相撲だけじゃなくて頭も弱いな・・・。 マロ |
※フィクションです。
御覧になったご意見・ご感想を掲示板かメールにて下さい.