ことわざ辞典
トップページへ
●三度バッグになる…ムダにならないこと。
うっかり新聞紙をゴミ箱に入れたりしよう
もんなら、いつ逮捕されてもおかしくない
ほど、環境問題に関する意識が高まってき
てますなあ。
ホンマにええことやと思います。使い捨て
やのうて、リサイクルの世の中ですわ。一
度や二度は、当たり前。バッグを三回リサ
イクルできる日も、近いんやないかと思い
ます。
そんな時が来たら、材料になったワニも、
往生できるんのとちゃいますやろか。
(2002年10月29日)
*旧ことわざ
「サンドバッグになる」
袋叩きにあうこと。
●一石儲ける…偶然の幸運に恵まれること。
いやあ、よう考えたら、あの時眠り込んで
しもて、一駅乗り過ごしてしもたんですが、
それが運命の分かれ目でしたわ。
あわててホームに降りると、足で何か踏ん
でしもたんです。それが、なんと10カラ
ットのダイヤモンドやったとは、ホンマに
人生、何が起こるか分からんもんです。
ええ、結局、落とし主が現れなかったもん
で、私のもんになりました。それ以来、も
う贅沢三昧の毎日ですわ。
てな話を夢見てる人は、結構多いんとちゃ
いますやろか。 (2002年10月2日)
*旧ことわざ
「一席設ける」
宴会を設けて、接待すること。
●交際愛、半ばする…うまくいっているカップルの
さま。
人間の付き合いゆうんは、ホンマに微妙な
もんです。それが、男女の仲やったら、な
おさらですわ。
ひとめぼれ、片思い、プロポーズ、そして
めでたく交際開始。そやけど、お互いの愛
情の強さには、隔たりがあるもんです。そ
の隔たりを努力して埋めていかんと、破綻
につながることにもなりかねまへん。
5分と5分、この絶妙なバランスを保って
るカップルだけが、ホンマの幸せをゲット
できるわけです。
(2002年9月14日)
*旧ことわざ
「功罪相半ばする」
功と罪とが半々ぐらいで、良いか悪いかなんとも
言えない。
●八区の勢い…圧倒的に強い勢い。
えっ! もう当確が出たんですか。
えらい早いこと、出ましたなあ。いやあ、
逆風、逆風言われてたましたけど、そんな
こと、この八区に限っては、全然関係あり
まへんでした。ホンマに八区は、強いです
わ。大したもんです。
この勢いを、他の選挙区にも、おすそ分け
してやりたい気持ちですわ。
(2002年9月1日)
*旧ことわざ
「破竹の勢い」
止めようがないほどの、激しい勢い。
●風船の灯火…相性が合わないこと。
灯火が、夜空をフワフワ浮かんでる。なん
や、ロマンチックみたいな、怖いみたいな、
けったいな気分ですやろなあ。
そやけど、風船に火ィを近づけたら、普通
は割れてしまうはずですわ。やっぱり、“風
船の灯火”ゆうアイデアは、無理なんやな
いかと思い始めてるとこなんです。
(2002年8月3日)
*旧ことわざ
「風前の灯火」
今にも消滅してしまいそうな、危機が迫った状態に
あること。
●妻は投げられた…女性の地位が向上したということ。
「女は黙っとかんかい。これ以上、口ごた
えするんやったら、ほたり投げたるで」。
いや、こんな暴言を吐くような男は、もう
この世の中にはおりまへん。
“ら”抜き言葉は確かに違和感があるんや
けど、“ら”を入れると、“受け身”なん
か“可能”なんか“尊敬”なんか、よう分
かりまへん。
そやけど、妻が夫から投げられるはずは、
ありまへんから、これは、「妻が(夫を)
投げた」ことを尊敬して言うてるんやと思
いますわ。
(2002年7月16日)
*旧ことわざ
「賽は投げられた」
一旦決断した以上、やるしかないということ。
●橋より重いものを持たない…当たり前のこ
とを大げさに言うことこと。
何をアホなこと、言うてはるんですか。
おもちゃの橋ならともかく、今までのどん
な力持ちでも、橋を持ち上げたなんて、聞
いたことがありまへんわ。それとも、どこ
かに記録が残されてるとでも、言やはるん
ですか。
ほら、ありまへんやろ。ほな、「橋より重
いものを持たない」ゆう言葉になんの意味
があるんです。だれが聞いても、当たり前
のことやないですか。せめて「自動車より
重いものを持たない」と、言い直してもら
えまへんやろか。
(2002年7月7日)
*旧ことわざ
「箸より重いものを持たない」
裕福な家に育てられ、働いた経験がないこと。
●提灯に釣りがねえ…だまされたような気がする
こと。
いやあ、提灯なんて、めったに買うもんや
おまへんやろ。そやから、ナンボぐらいす
るもんか、見当つかへんやったわけです。
ちょっと心配しながら店に入ったんやけど、
安いのは2000円ぐらいからあったんで
すわ。「思ったより安いもんやな。ほな、
3000円のにしょ」と1万円札出したら、
「小銭を切らして、6000円しか釣りが
ない」言うんですわ。どないしょ思たけど、
しゃあないから4000円のを買うてしも
たんです。
よう、考えたら、なんやだまされた気ィがせ
んこともありまへん。
(2002年6月22日)
*旧ことわざ
「提灯に釣鐘」
差があり過ぎて、釣り合いがとれない。
●音も刃もない…証拠を残さないこと。
「いやあ、その時間には、コトリとも音が
しまへんでした」。
事件直後の聞き込みにも、目撃者はもちろ
んのこと、音を聞いた人もおらへんのです。
凶器も見当たりまへん。犯人がだれか、ま
ったく見当がつきませんわ。こんなに手が
かりが見つからへんし、迷宮入りしそうな
気配が漂ってるんです。
どんな事件なんやて? だれかがこの壁に、
ナイフで落書きしたんですわ。
(2002年6月3日)
*旧ことわざ
「根も葉もない」
なんの根拠もない。
●不詳無粋…なぜかパッと垢抜けしていないこと。
ホンマにええやつなんですけどなあ。もひ
とつセンスが、良うないんです。
昔風に言うたら“無粋”、今風に言うたら
“ダサい”とでも、なるんでしょうか。い
や、はっきりと、そうやったら、改めよう
もあるんです。
そやけど、その理由が、よう分からへんも
んで、本人も周りも「なんでやねん」て、
頭を抱えて往生してるんですわ。
(2002年5月26日)
*旧ことわざ
「夫唱婦随」
夫が言い出したことに、妻が従うこと。
●水かホース…言葉遣いが誤っていること。
“か”という場合は、AかそれともBのど
ちらか一つを選ぶゆうことですわ。
そやから、最初の言葉が“水”やったら、
次は“お湯”とか“お茶”とか“コーヒ
ー”が来るのが普通です。たまには、“油”
とか“ガソリン”とか“女”とかあっても、
間違いやとは言い切れません。そやけど、
“すっぽん”とか“ホース”とかの言葉が
来たら、これはもう100%間違いやと確
信を持って言うことができますわ。
(2002年5月10日)
*旧ことわざ
「三日坊主」
飽きやすく長続きしないこと。
●根っこに交番…よく目立つこと。
「さあ、そんな家、知りまへんわ。あそこの交番
で聞いてみやはったら、ええんとちゃいますか。
交番は、あの大きな木ィの根っこのとこにありま
すから、すぐわかります」。
そやけど、根っこに交番があるやなんて、ごっつ
う大きな木ィなんやろなあ。家を探してんのも忘
れてしもて、上をボウーッと見上げてしまうんや
ないやろか。
いっぺん、そんな木ィを見てみたいもんや。
(2002年4月30日)
*旧ことわざ
「猫に小判」
いくら価値のあるものでも、価値の分からない
人には、何の役にも立たないということ。
●鼻もみもある…サービスが行き届いているこ
と。
「いやあ、ホンマにごっつう大きかったでェ。1メー
この前、駅前にオープンしたエステ、もう行かはり
ました?
建物もきれいやし、新しい器具もぎょうさん揃てる
んやけど、とにかくけったいなサービスがついてる
んですわ。なんやと思います? これが、“鼻もみ”
ゆうサービスなんですわ。肩や腕や足をもんでもら
うことはあるけど、鼻をもんでもらうのは初めてで
した。最初はくすぐったい感じがしたけど、なかな
かええ気持ちでしたわ。
なんや、花粉症も軽ゥなったような気ィがしてるん
です。 (2002年4月18日)
*旧ことわざ
「花も実もある」
外見だけでなく、中身も優れていること。
●心象膨大…とかく物事は大げさに伝わりがちだ
ということ。
「いやあ、ホンマにごっつう大きかったでェ。1メー
トルは優にあったと思うわ」。
逃がした魚は大きいと言うけど、1メートルもある
ボラはめったにおりまへん。そんなこと言うてるか
ら、大ボラふきて言われるんですわ。
えっ、なんやて。ボラやのうて、タイやったて。だい
たい(大タイ)、それぐらいあったやて。しょうもない
しゃれ言うてる場合とちゃいますわ。
(2002年4月7日)
*旧ことわざ
「針小棒大」
物事を大げさに言うこと。
●タンカーを切る…できそうにもないこと。
啖呵を切るのは、勇気があれば、やれます。短歌
を切るのは、短歌名人やったら造作もありまへん。
担架をなんで切らなアカンのか、理由はこの際わ
きに置いとくにして、強力な電動ノコギリで時間を
かけたら、なんとかなりそうな気がせんでもありま
へん。
そやけど、これがあのタンカーとなると、もうお手
上げです。どないして切ったらええんか、想像もつ
きまへんわ。(2002年3月9日)
*旧ことわざ
「啖呵(たんか)を切る」
歯切れのいい口調でまくしたてる。
●ブタに新種…トンでもないこと。
そら、クローン牛やクローン羊が、現れ始めた世
の中です。ブタの方も、うかうかしておられへんゆ
う焦りがあったかもしれまへん。「なんでクローン
豚、作ってくれへんねん」ゆう不満もあったかもし
れまへん。
そやけど、ナンボなんでも、あれはないやろと思
います。新しいブタの種類が誕生したて聞いたも
んで、早速見せてもろたんやけど、ああなったら、
もうブタと呼べまへん。トンでもない話ですわ。
(2002年1月6日)
*旧ことわざ
「豚に真珠」
いくら価値のあるものでも、価値の分からない
人には、何の役にも立たないということ。
●拙者、食わん…配慮が足りないこと。
「武士は食わねど高楊枝」ゆうことわざがありまし
たなあ。
武士の誇り高い様子を言うたわけですが、これは
ちょっと違います。自分は食べないということを、
意思表示してるわけです。ダイエットの最中なん
か、さっき食品売り場で試食してきたんか、理由
はよう分かりまへん。
そやけど、ここは忘年会で、しかも食べ放題なん
ですわ。食べ放題で食べんと、どないすんねん。
それも、拙者やなんて、いつの時代の言葉、使て
からに。人をおちょくるんも、たいがいにしてほし
いわ。 (2001年12月27日)
*旧ことわざ
「切歯扼腕」
非常に悔しがったり、怒ったりすること。
●仏の顔もサンド…度を超しているということ。
そういえば、童話で、お菓子の国ゆう話がありまし
たなあ。
もう、とにかくなんでもお菓子でできてるんですわ。
家から、ベッドから、テレビから、いやテレビは出
てきてなかったと思いますけど。そやから、パンの
国ゆうのも、ひょっとしたら考えられるかもしれま
へん。
そやけど、ナンボなんでも、仏様の顔をサンドイッ
チにするやなんて、あんまりやと思いますわ。
(2001年12月12日)
*旧ことわざ
「仏の顔も三度」
我慢するにも限度があるということ。
●所変われば、品が変わる…中心人物が
変われば、雰囲気もガラリと変わること。
所ジョージはん、バラエティの司会などで大活躍さ
れてはります。
そやけど、何かの都合で、番組を降りることになっ
たそうですわ。司会が変わったら、同じ番組でも、
雰囲気はガラリと変わってまうと思います。
上品になるか、それとも下品になるか? それは、
次の人がだれになるかによって、違ってきますわ。
(2001年12月9日)
*旧ことわざ
「所変われば品変わる」
土地が変われば、風俗・習慣・言葉などが変わ
る。
●添加物を与えず…健康に気を配ること。
健康を保つ第一の秘訣は、食べ物に気を配ること
ですわ。
栄養のバランスやら、食べる量やら、いろんなこと
にぎょうさん気ィつけなあきまへん。添加物なんて、
もってのほかです。買うたらアカン、使たらアカン、
食べたらアカンのですわ。
「買う前に、表示をよう見“てんか”」。いや、“てん
か”物は一切あきまへんて、さっきから言うてます
やろ。(2001年12月2日)
*旧ことわざ
「天二物を与えず」
人間はみんな長所と短所を持ち合わせていて、
完璧な人間などいない。
●これも衣装あれも衣装…一見、同じよう
に見えても、天と地の差があること。
人類が、着るもんに興味を持ち始めたのは、いつ
ごろからやろなあ。
「ねえねえねえ、この青がええやろか。それともこ
っちの黒の方が、映えるやろか。どっちがええと
思う。ねえねえねえ」。
「ねえねえねえ」と問い詰められる前から、こちら
の答えは決まってます。安い方を指さし、「こっち
が似合うで」。「そうかなあ? 私は、こっちの方
がええと思うんやけど」。
結局、衣装の選択権は、権力者に委ねられる運
命にあるんですわ。(2001年11月11日)
*旧ことわざ
「これも一生あれも一生」
人間の生き方は、さまざまであるということ。
●なんかずーっとバス…気がつかぬ間にマ
ンネリ化してしまうこと。
そこまで行く交通手段やったら、いくつか考えられ
ます。
JR、地下鉄、私鉄電車、バス、タクシー、自転車、
駆け足、徒歩、ウサギ跳び、馬車、人力車…。い
や、だんだんウソっぽくなるから、このへんでやめ
ときますけど。
なんでかよう理由は分からへんねんけど、気がつ
いたらいっつもバスで来てばっかりなんですわ。
(2001年11月6日)
*旧ことわざ
「鳴かず飛ばず」
長い間、活躍できない状態が続いているとい
う様子。
●どうしょう? ウム…いろいろと迷うこと。
そやなあ。これもええけど、あれもええわ。
これは柄はええけど、値段が高すぎるわ。ほな、
これにしょうか? いや、ちょっと地味すぎるみた
いやわ。あっ、これもええなあ。結構、安いわ。デ
ザインもなかなかセンスええで。よし、これに決
めよ。
えっ、ダメや。サイズが合わへん。もうちょっと、
生地が伸びて大きゅうならへんやろか。うーん、
無理みたいやわ。ほな、どれにしょうかなあ?
(2001年10月21日)
*旧ことわざ
「同床異夢」
境遇は同じでも、考え方はそれぞれ違って
いること。
●テグス値引く…あまり実効性のないこと。
「これ、もうちょっと、どうにかならんやろか。あと、
30円だけ、勉強してんか」。
そやけど、テグス(釣り糸)て、ナンボもしまへんや
ろ。値切ったとこで、どないなるゆうんですか。
こうなると、値切りそのものを楽しんでる、マニアと
しか考えられまへんわ。こんな客に来られたら、店
の方は往生しますやろなあ。(2001年10月13日)
*旧ことわざ
「手薬練(てぐすね)引く」
十分に準備して、その時が来るのを待つこと。
●幸いは忘れたころにやってくる…あ
まり期待していなかったのに、思いがけず幸福が訪れ
ること。
買ったことをすっかり忘れてた宝くじを、ひょいと確
かめてみたら、100万円が当たってた、なんてこと
はありまへんか。「こんな商品、絶対売れへん」と諦
めてたんが、当たりに当たって大ヒットを飛ばした、
なんてことはありまへんか。
いや、期待してたらあきまへん。幸福ゆうやつは、案
外恥ずかしがり屋なんですわ。近づくのが分かっても、
知らんふりしてたら、向こうからどんどんそばに寄って
きてくれるもんなんです。(2001年9月15日)
*旧ことわざ
「災害は忘れたころにやってくる」
災害というものは、人の警戒心がなくなってきた頃
に、えてして起きるものである。
●「閣下?」「そうよぅ!」…怪しい仲。
「ちょっと、これコピーしてきてくれへんか」「なんで
やねん」。これ、上司と部下の会話なんですわ。こ
んな会話がホンマにあるんやないかと思うぐらい、
言葉遣いが乱れてますなあ。
そやから、社長のことを「かっかあ〜(閣下)?」て
しり上がりに呼ぶのも、そうとがめだてするほどの
ことやないかと思います。
そやけど、それに「そうよぅ!」て答えるのは、ナン
ボなんでもどうかしてますわ。絶対、二人は怪しい
関係にあるんやないかと、私はにらんでるんです
けど…。(2001年8月29日)
*旧ことわざ
「隔靴掻痒」
もどかしいこと。歯がゆいこと。
●金貨極上…無駄も極まれりということ。
昔、グレシャムはんとゆう経済学者がおって、「悪
貨は良貨を駆逐する」て言うたそうです。
いやあ、確かに、あぶく銭や賄賂みたいな悪い金
が横行してますわ。良貨は、ホンマにどこに消えて
しもたんやて、叫びたい気持ちです。
そやけど、ナンボ質を改良しようゆうたかて、金貨
ゆうんは、ちょっと行き過ぎですわ。それも、極上
やて? いったい何を考えてんねん。(2001年8
月25日)
*旧ことわざ
「金科玉条」
絶対的なものとして守っている教え、規則。
●ヒッキーの引き倒し…最初の印象と全然違っ
ていること。
まさか、あの宇多田ヒカルが、相撲ファンとは知り
まへんでしたわ。
それも、結構はまってて、オタクゆうかマニアックな
ぐらい、詳しいそうですねん。決まり手なんか、当然、
全部暗記してるらしいですわ。
そやけど、理論と実践は、違います。クラスメートと、
じゃれながら相撲取ってたら、“引き倒し”ゆう決まり
手にない手を使ったそうです。(注:全部、作り話で
すので、念のため)(2001年8月21日)
*旧ことわざ
「贔屓(ひいき)の引き倒し」
贔屓しすぎて、かえってダメにすること。
●大臣の前の障子…疑惑を招くこと。
大臣ゆうたら、政治家の中でも、特に力を持っては
るお人です。
その人が、今、まさに障子を開けようとしてはるん
です。障子ゆうたら料亭のことですわ。障子の向こ
う側には、あの悪名高い越後屋が、どっしりと座っ
ておるんです。いや、これから二人が会うて、何を
話されはるんかは、よう分かりまへん。ひょっとし
たら、おとなしく飲みながら、とりとめのない世間話
を交わすだけかもしれまへん。
そやけど、こんな状況やったら、怪しむなゆう方が
無理な相談とちゃいますやろか。(2001年8月
19日)
*旧ことわざ
「大事の前の小事」
大きな事を行うためには、少々の犠牲はやむを得
ないこと。大きな事を行うには、小さな事にも油断
せず気を配らなければならないこと。
●乗れんのに腕押し…厚かましさに閉口すること。
「押さないでください、押さないでください。これ以上
は、乗れません。次の列車をご利用ください」。
こんな放送が流れてんのに、「まだまだ乗れるはず
や」て、ぎゅうぎゅう後ろから押してくるんですわ。ド
厚かましい人なんか、体の一部さえとにかく入れた
らこっちのもんやと思てんのか、腕を押し入れてく
るんです。
ホンマに、ええ加減にほしいもんですわ。(2001
年8月9日)
*旧ことわざ
「暖簾に腕押し」
手ごたえがなく歯ごたえがないこと。
●煮た物、フゥーフゥー…用心深すぎて、失
敗すること。
好物ゆうたら、刺身とか寿司ですやろか。
いや、そんなことありまへん。煮物もいただきます
けど、まあ、どっちかゆうと猫舌の方なんですわ。
そやから、すぐにはなかなか食べられへんのです。
フゥーフゥーゆうて、口をすぼめて冷やしてるんで
すわ。
ほな、だんだんあごが疲れてきて、肝心の食べる
時に、口がよう動かへんのです。味もよう分かりま
へんねん。(2001年8月5日)
*旧ことわざ
「似た者夫婦」
好みや性質が似ている夫婦。
●月とズボン…似ても似つかないこと。
月とすっぽんやったら、確かに全然ちゃうもんやけ
ど、まあるい形してるとこが似てるゆう共通点もあ
ります。
そやけど、月とズボンなんですわ。どこをどない探
しても、似てるとこなんか、これっぽっちもありまへ
ん。
ナンボ飲んどっても、月と間違てズボン眺めてるア
ホはおりまへんやろし、ズボンと間違て月を履こう
思ても、でけしまへんわ。(2001年8月1日)
*旧ことわざ
「月とスッポン」
似ているが、実際は比べものにならないほどかけ
離れていること。
●チョーさん、欲しい…際限なき欲望のこと。
「いやあ、あの選手はとてもベリーナイスですねえ。
いわゆる、ひとつの型にはまっていない、んー、パ
ワフルなそれでいてしなやかなシャープとでもいい
ましょうか、まあ本当に素晴らしい選手を獲得でき
たということでは、最高のスタートが切れそうだとい
うことで満足しています。しかし、中日のあの選手も
ナイスですねえ。ぜひわが巨人軍に来てほしいと、
プロポーズしたいところです。それから、横浜の彼も
グッドですねえ…」。
チョーさん、もうええ加減にしといてくれまへんやろ
か。(2001年7月28日)
*旧ことわざ
「朝三暮四」
目先のことにとらわれて、結果が同じになることに
気がつかないこと。また、言葉たくみにだますこと。
●旧師に衣装を得る…ありがた迷惑なこと。
ずっと以前にお世話になった先生と、道でバッタリ
会ったとしますわ。
「やあ、元気みたいやなあ」「先生こそ、お元気に
してはるみたいで、何よりですわ」みたいな会話か
ら始まって、はや小一時間。そろそろ行かなアカン
なあ思てるころに、「そや。あんた、私の着てたえ
え服があんねん。私、太ってしもて、もう入らへん
から、あんたにあげるわ。今からうちにおいで」。
こう言われてしもたら、たとえ流行遅れの柄で、サ
イズが少々違てても、ありがたく頂戴するしかあり
まへん。(2001年7月25日)
*旧ことわざ
「九死に一生を得る」
死にそうだったところを、どうにか助かること。
●カナエの軽重を問う…失礼にも、ほどがあること。
女性に年齢を尋ねたりするんは、やっぱりちょっと
遠慮するのが普通やないかと思います。
ましてや、佳苗はんか香奈枝はんか知りまへんけ
ど、初対面の女性に体重を聞くやなんて、ホンマに
何を考えてんねん。非常識、ここに極まれりですわ。
「聞かんでも、見たら分かる」やて。そんなこと言う
のが、もっと失礼ゆうもんです。(2001年7月22
日)
*旧ことわざ
「鼎の軽重を問う」
権威のある人の力を疑って、その地位を奪おうとす
ること。
●進出奇抜…ユニークな戦略が功を奏すこと。
人とおんなしこと考えとったら、いつまでたっても芽
ェが出ません。芽ェが出んどころか、根っこから引
き抜かれてまうぐらい、殺伐とした世の中ですわ。
このシビアな生存競争を勝ち抜いていくためには、
奇抜な発想がないとあきまへん。
そんな企業だけが、新しい分野にたくましゅう進出
していくことができるんですわ。(2001年7月13
日)
*旧ことわざ
「神出鬼没」
出没が変幻自在で、どこにいるか分からないこと。
●ターザンの石…真実かどうか怪しいこと。
これが縄文人が愛用してた、ハエたたき。そっちに
あるのは、北京原人がダイエットに使てた、健康歩
行器ですわ。
世の中には、ホンマかいなと思われるいかがわし
いもんが、ようけいあるもんですなあ。ターザンが
持っていたゆう石も、その一つです。
眉に唾を塗って、聞かなアカンねんけど、なんやそ
こにロマンが漂ってる感じがしてくるもんやから、始
末に終えんのですわ。(2001年7月4日)
*旧ことわざ
「他山の石」
他人の誤った言動が、自分にとって良い教訓になる
こと。
●バンジー、休す…気合いが抜けること。
「よし、行くで。いやあ、やっぱり怖いわ。やめとこ。
そやけど、めったにない機会やないか。ここで、怖気
づいててどないすんねん。みんなの笑い者になるで。
よっしゃ、わいも男や。死んだつもりで、やったるで」。
迷いに迷った末、ようやく覚悟を決めてやって来たら、
バンジージャンプ場は今日が休業日ゆうんですわ。せ
っかく乗った気合いもいっぺんに抜けてしもたんです。
(2001年7月1日)
*旧ことわざ
「万事休す」
もはやどうしようもないということ。
●立て板にミス…大勢の前で恥をかくこと。
「ほら、あの立て看板、見てくれへんか。わいが書い
たんやで。なかなかようでけてるやろ。これでも、書道
6段の腕前なんやわ。いやあ、そこまで感心してもろた
ら、照れてしまうわ。えっ! なんやて。この字ィ、間違
うてるやて。ワッ! ホンマや。どないしょ。見らんとい
てんか。見たらアカン! 見たらアカン言うてるやろ!」。
書いたら、間違いがないかどうか、もう一度確かめて
おかなあきまへんなあ。(2001年6月29日)
*旧ことわざ
「立て板に水」
引っ掛かりなく、すらすらとしゃべるたとえ。
●神?人?えっ!…すがすがしい気持ちになった途端に、
びっくりするような出来事に遭遇すること。
「男はこうあるべし、女はこうあるべし」。今ごろこんな
セリフで、男らしさや女らしさを説いたかて、だあれも
耳を傾けてくれまへん。
「あの人、どうも男らしいわ」「いや、女らしいで」。らし
さの内容も、ここまで変化してしもたんですわ。
そやけど、そんなレベルの話とちゃいます。「神様か
もしれへん。でも、やっぱり人間やろな。ひょっとした
ら…」。想像してるだけで、心が清められていくみたい
に感じられるはずですわ。(2001年6月21日)
*旧ことわざ
「紙一重」
ほんのわずかな違いや隔たり。
●破棄、ダメにする…非常に後悔すること。
「おい! こ、ここに置いてあった書類、どないしたん
や。えっ、なんやて。や、破ってしもったやて。あちゃ
あー! それ、大事な書類やったのに。いったい、ど
ないしてくれるんや。アカン。もう、ダメや。もうわしの
人生、おしまいや」。
大事なものは、大切にしもとかなあきまへん。破る時
には、確かめて破らなあきまへん。(2001年6月19
日)
*旧ことわざ
「掃溜に鶴」
つまらないところに、不釣り合いなすぐれたものがい
るたとえ。
●4面? そうか…気持ちが入ってないことが態
度に表れること。
新聞の1面には、トップニュースが載ってます。最後
のページは、テレビ欄、その裏は、マンガと事件など
の社会欄。ここまでは、新聞をあんまり読んでへん
人でも、お分かりやと思います。
そやけど、4面ゆうたら、なんやったやろか? スポ
ーツ欄やないことだけは、自信がありますけどなあ。
政治欄または国際欄? ああ、そうか、そうやったん
か。あんまり関心があらへんことには、ついつい相槌
も気が抜けたもんになってしまうんですわ。(2001年
6月13日)
*旧ことわざ
「四面楚歌」
周りを敵に囲まれ、味方がだれもいないこと。
●停電の辟易…本当に困り果てていること。
停電してから、もう30分になるんです。
長いこと、真っ暗闇の中に置かれてるゆうだけでも、
往生こいてんのに、場所がトイレの中やったらなおさ
らですわ。それも本を読んでたから、よけい困り果て
てんのです。時計の針だけが光って見えてるんやけ
ど、そんなもん、なんの役にも立ちまへん。
「停電でも読める蛍光インクの本を発明したら、売れ
るやろなと、闇の中でアホなことを考えてるとこです
わ。(2001年6月5日)
*旧ことわざ
「青天の霹靂」
状突然、思いがけない事件が起きること。
●知らぬがほっとけ…怠惰なこと。
確かに、知らんままでいた方がええことも、ぎょうさん
あります。そやけど、恥を忍んでも人に聞いとかなア
カンことも、ぎょうさんあるんです。
無関心は、決して美徳やありまへん。ヤジウマ根性、
良う言うたら好奇心が、人間を成長させてくれるんで
す。
怠けてばっかしやったら、ホンマに後で往生しまっ
せ。(2001年6月2日)
*旧ことわざ
「知らぬが仏」
状況を理解していない人を、あざける時に使う言葉。
●触る者は日々にうっとうしい…行き過ぎれば
逆効果になるということ。
そら、スキンシップは大事です。握手したり、頭をなで
たり、ほかにもいろんなことして、友情や愛情を確か
め合うことが必要なんは、よう分かってます。
そやけど、あんまりベタベタベタベタし過ぎてたら、こ
れはやっぱりあきまへん。だんだんうっとうしゅうなっ
て、かえって離れとうなるもんです。
世の中、なんでもほどほどがええゆうことですなあ。
(2001年5月30日)
*旧ことわざ
「去る者は日々に疎し」
親しかった人でも、付き合いが少なくなっていくと、
だんだんと関係が薄くなる。
●ご使用大事…大切に使うべきだということ。
今は、なんでも物があふれ返ってます。そやから、こ
われたらすぐ買い換えようとしてしまうんですわ。
そやけど、これでホンマにええんですやろか。子孫に
美しい地球を残すことができるんやろかと、考えてし
まいます。
環境問題の視点からも、やっぱり物はもっと大切に
使うよう、心がけなアカンと思うんですわ。(2001年
5月27日)
*旧ことわざ
「後生大事」
信仰に励むこと。非常に大事にすること。
●暗闇の鉄棒…無謀なことは慎んだ方がいいということ。
暗闇に鉄砲ぶっ放されたら、怖いと思います。
そやけど、真っ暗闇の中で、「大車輪やれ」言われた
ら、そらもっとビビりますわ。明るいところでもでけへ
んのに、暗いところでできるわけがない。まず逆上が
りの練習から、始めなあきまへんわ。
だいたい、オリンピック選手でも、難儀やと思います
で。審判も大変やわ。赤外線カメラの映像で採点す
るんやから。やっぱりそんなアホなことは、せん方が
身のためですわ。(2001年5月15日)
*旧ことわざ
「暗闇の鉄砲」
あてずっぽうに、なんでもやってみること。
●クスリも過ぎれば毒となる…何事も節度が
肝心ということ。
笑いには、ナチュラル・キラー細胞の動きを活性化さ
せ、ガン細胞を殺してしまうゆう働きもあるそうです。
「クスリ」と笑うんは、ホンマに体にええわけですわ。
そやけど、何事も行き過ぎたらあきまへん。笑い過ぎ
て、腹が痛うなって、病院に運ばれてくるゆう人も、い
やはるそうです。
「健康のため、笑いすぎにご注意ください」。こんなテ
ロップが、お笑い番組の冒頭に流れされる日も近い
んかもしれまへんなあ。(2001年5月8日)
*旧ことわざ
「薬も過ぎれば毒となる」
どんな良いことでも、限度を過ぎると良くない。
●機上のクローン…謎を解くカギが見つかること。
「確かに、その時刻には、飛行機の中におってん。そ
やけど、どうもしっくり来ェへんねん。これには、絶対
に、裏があるはずや」。
鉄壁のアリバイ、巧妙に仕掛けられたトリック。捜査
はますます困難を極める。しかし、ついに謎は解け
た。飛行機に乗っていたのは、クローン人間やった。
こんなミステリーが、はやってくるのとちゃいますや
ろか。(2001年5月6日)
*旧ことわざ
「机上の空論」
頭の中で考えただけで、実現性に乏しい議論や計
画。
●簡単な相手だす…なめてかかると、思わぬ落とし穴が
待ち受けていること。
「なんや、アイツかいな。こら、手ごたえあらへんわ。
ものの30分で片付けたる」。
相手をのんでかかるゆうのと、ちょっとちゃいますね
ん。完全に相手をなめきってるみたいなんですわ。
こないなると、こっちにも心のスキが生まれてしまい
ます。計算どおり、圧倒的な優勢を築いたはずが、
二歩を打って、無念の敗北を喫してしまう羽目にな
るわけですわ。(2001年4月28日)
*旧ことわざ
「肝胆相照らす」
心の底を打ち明けて、親しく付き合うこと。
●二本の足を踏む…大失敗をしでかすこと。
満員電車で通勤してはるサラリーマンの方やったら、
人の足を踏んでしもたことの一度や二度は、あるや
ろと思います。
そんな時、「すみません」と言った相手が、怖いお兄
さんやったらビビリ上がってまうけど、かわいいお姉
さんやったらラッキーと思うのも、まあ人情としてよう
分かりますわ。
そやけど、二本の足をいっぺんに踏んでしもたら、こ
らあきまへん。どんなにうれしいことがあっても、くれ
ぐれも電車の中で、ジャンプせんように、忠告しとき
ます。(2001年4月21日)
*旧ことわざ
「二の足を踏む」
しり込みする。ためらう。
●一(ワン)を聞いて、十(テン)まで聞く
…最後の最後まで、葛藤を続けること。
KO負けする時のボクサーの心境は、どんなもんで
すやろなあ。
ワン(ン? どないしたんや)、ツー(あっ、おれ、倒
されたんやな)、スリー(まだまだ時間はあるわ)、フ
ォー(よっしゃ、そろそろ起き上がったろか)、ファイ
ブ(あ痛ッ!)、シックス(痛ッ、イタタタッ!)、セブン
(ツ、ツツツツッ!)、エイト(クソッ!)、ナイン(い、
いくで)、テン(だ、ダメや)。
極限の状態での葛藤、これこそボクサーの醍醐味な
のかもしれまへん。(2001年4月18日)
*旧ことわざ
「一を聞いて十を知る」
非常に物分かりがいいこと。
●苦しい時のかみさん頼み…鬼にもすがりたい気持ち。
「な、来月の小遣いから、きっと返すから、頼むわ。
な、な!」。こんな光景が、今日もどこかの家庭で
繰り広げられてるはずです。
「しゃあないなあ。今度だけやで」と言う、いやおっ
しゃられるかみさんの顔は“仏”に見えます。「イヤ
や。この前もおんなじセリフ言うて、裏切ったやな
いの」と言うかみさんの顔は、“鬼”に見えます。
化粧のノリよりも、一つの言葉の方が、女性の美
醜を左右する決定的な要素になってるんですわ。
(2001年4月14日)
*旧ことわざ
「苦しい時の神頼み」
日ごろは信心がないのに、困った時だけ神仏に頼ろうとすること。
●思い立ったが仏滅…なかなか行動を起こさないこと。
烏が入った風呂ゆうんも、あんまり入りとうないけ
よっしゃ、やったろと思ったんやけど、今日は仏滅
やしなあ。縁起が悪いから、やめとこ。
新しいことをやろうと思ても、よう考えたらしんどい
ことばっかしですわ。
そやから、やめる理由は、ナンボでも見つかります。
仏滅やのうて、どないな理由でもええんです。空模
様が怪しいから、時計の針が遅れてるから、阪神が
負けたから…。(2001年4月8日)
*旧ことわざ
「思い立ったが吉日」
思い立ったら、すぐに取りかかった方がよいということ。
●ガラスの行水…無茶はしない方が、身のためだということ。
烏が入った風呂ゆうんも、あんまり入りとうないけ
ど、それは気持ちの持ち方で克服でけんこともあ
りまへん。
そやけど、ガラスの入った風呂は、危のうて危の
うて、入れるもんやおまへん。無理して入ったら、
足に大ケガするのがオチですわ。
ところで、五右衛門風呂て、知ってはりますか?
鉄の湯船に浮いた、まあるい板を踏んで入る風
呂ですわ。ホンマに懐かしいですなあ。いや、こ
れやったら、ガラスが行水した後でも、大丈夫や
と思ただけです。(2001年4月3日)
*旧ことわざ
「烏の行水」
入浴している時間が、非常に短いこと。
●起きて半升寝て一升…行き過ぎていること。
ヒット曲を見ても、テレビドラマを見ても、みんな若
世の中には、なんでも限度ゆうもんがあります。
そら、ちょっと飲めば百薬の長かもしれまへん。程
ほどに飲めば、ストレスのはけ口かもしれまへん。
楽しく飲めば、コミュニケーションを深めることに役
立つはずです。
そやけど、1日に1升半は、ナンボなんでも飲み過
ぎですわ。(2001年4月2日)
*旧ことわざ
「起きて半畳寝て一畳」
それ相応の地位があれば、十分だということ。
●私の頭も新人カラー…媚びを売ったために、かえって軽べつされること。
ヒット曲を見ても、テレビドラマを見ても、みんな若
者向けばかりです。
1週間もぼんやりしてたら、流行に取り残されて、
化石扱いされかねまへん。
「今年、入社してきた新人は、どんなんやろか?
何、考えてるかよう分からんけど、バカにされんよう
に、若いふりしとかなアカンな。そや。髪の毛の色
を、おんなじように染めたろ。みんな、何色にして
るんやろか?」。
こんなことしてたら、バカにされても仕方ありまへ
んわ。(2001年3月31日)
*旧ことわざ
「鰯の頭も信心から」
つまらないものでも、信心の対象となれば、ありが
たく思えるものだということ。
●後ろ指を刺される…危機管理意識が欠けていること。
腕を後ろに組んで、のけぞり返って話す。マンガで
描かれてる、悪徳政治家やワンマン社長の、おな
じみのポーズですわ。
これ、はっきり言って、あんまりええ姿勢とは言え
まへん。偉そうに見えるし、全くもって無用心です
わ。前から危険が迫ってきても、すぐに対応でけ
へんし、かといって後ろの敵にも強いわけやない。
後ろの指を刺されても、しゃあないと思いますわ。
(2001年3月25日)
*旧ことわざ
「後ろ指を指される」
自分の知らないところで、悪口を言われる。
●ウォンをアダで返す…礼儀知らずなこと。
経済の動きは、複雑過ぎて、なかなかよう分かりま
へん。
そやけど、投資家がごっつう増えてるそうです。円
の上がり下がりに一喜一憂してる人も、ぎょうさん
いやはると思います。
そんな時に、ずっと前に貸してた50万ウォンを、
知人が返してくれるゆうんですわ。そやけど、それ
がウォンやのうて、1830万アダを送る言うんです。
アダ言われても、どこの国の通貨か、よう分かりま
へん。
ましてや、それで得してんのか損してんのか。もう、
ホンマにわやですわ。(2001年3月21日)
*旧ことわざ
「恩を仇で返す」
恩のある人に、ひどい仕打ちをすること。
●老婆は1日にしてならず…人生の重みを感じること。
(高木タブーさんの作品〔掲示板参照〕に、コメントをつけてみました)
おばあちゃんは、さすがやわ。ええ味、出してはる。
そやけど、ここまで来るのに、ぎょうさん苦労もされ
はったみたいや。あの顔や手のしわは、おばあちゃ
んの人生の勲章やねん。
おばあちゃんも、やっぱり赤ん坊の時代があったん
やろうなあ。かわいい少女の時代もあったんやろう
なあ。
この姿にたどり着くまで、何日生きてきはったんや
ろか。まだまだ長生きしてほしいもんや。(2001
年3月19日)
*旧ことわざ
「ローマは1日にして成らず」
どんなことも、長い年月の労苦の上に成し遂げら
れるということ。
●ロバは1日にして馴らす…簡単にできること。
ロバを飼い馴らすのは、1日でOKや。
犬やったら3日もあれば、大丈夫。ネコやったら、
できれば1週間はほしいとこやなあ。
コオロギ? コオロギを飼い馴らしてどないすんね
ん。い、いや、それだけ報酬もらえるんやったら、
やってみますわ。3か月みてもらえまへんやろか。
ライオン? こら、難儀やわ。5年はかかります。
えっ、それだけは、カンニンしてください。人間は、
一生かかっても馴らすことはできまへん。(2001
年3月17日)
*旧ことわざ
「ローマは1日にして成らず」
どんなことも、長い年月の労苦の上に成し遂げら
れるということ。
●ゼェゼェヒィヒィ…全力を尽くすこと。
今は、生きがいが見出しにくい時代やと思います。
物に恵まれ、苦労せずに育った世代にとっては、出世主義や
モーレツ社員という言葉を聞いても、ピンと来ェへんのは、し
ゃあないことかもしれまへん。
そやけど、そんな時代やからこそ、全力を尽くしてる人間の
姿を見てると、感動がこみあげてくるんですわ。
いや、“ハァハァヒィヒィ”“フゥフゥハァハァ”では、あきまへん。
ここは、何がなんでも、“ゼェゼェヒィヒィ”やないとアカンので
すわ。(2001年3月15日)
*旧ことわざ
「是々非々」
良いことには賛成し、悪いことには反対するという、公平無私
なこと。
●いっそ、ガンバに回れ…一貫した信念に欠けていること。
「何年応援してると思てんねん。今度とゆう今度は、見切りを
つけたわ。もう、タイガースとはおさらばや。野球ともサイナ
ラ。これからは、Jリーグの時代や。ガンバ大阪! 期待して
るで」。
ちょっと、ちょっと待ってください。そら、気持ちは分かるけど、
ナンボ負けても応援するのが、真のタイガースファンとちゃい
ますか。
「物事には、限度ゆうもんがある」やて。確かに、そのとおり
です。
そやけど、その限度がどれだけ大きいかによって、その人の
器量の大きさが測られるのとちゃいますやろか。(2001年
3月13日)
*旧ことわざ
「急がば回れ」
急ぐときは、遠くても安全な道を行った方が、結局早く行き着く
こと。
●本音、身に沁みる…なんでも真に受けたら、ひどい目にあうこと。
身に沁みるんが“人の情け”やったらええけど、本音やったら
えらいことですわ。
「遠慮はいらん。今日は、本音でとことん議論しょうやないか」
ゆう言葉に惑わされて、ガンガン本音をぶつけてしもたら、結
果はもう見えてます。
双方とも、心はズタズタ、ボロボロ、ぼろ雑巾から同情受けて
しまうぐらい、悲惨な結末を迎えるに決まってますわ。
日本社会は、まだまだ「あうんの呼吸」が生きてる社会です。
TPOをわきまえとかんと、えらい目にあいますよ。(2001年
3月11日)
*旧ことわざ
「骨身に沁みる」
喜びや悲しみを、心身に強く感じること。
●梅に、浮くイス…欲望が、果てしなく広がっていくこと。
物の本質を見抜くには、視点ゆうものが大事になってきます。
一番ええ視点は、なんて言うても同じ高さの視点やと思います。
そやから、梅の美しさをホンマに楽しもう思たら、梅の花の高さ
から見るのが最高なんですわ。
「ああ、ウグイスみたいに空が飛べたらええなあ。そやけど、ず
っと立って見るのも疲れるなあ。そや。空中に浮くイスがないや
ろか」。
こんなふうに、望みは果てしなく広がっていくのです。(2001年
3月9日)
*旧ことわざ
「梅に鶯(うぐいす)」
とりあわせがよいこと。
●いいさ鎌倉…損得勘定でしか行動しないこと。
「さあ大変や。世の中、ホンマにえらいことになってるで。みんな、
今こそ立ち上がろうやないか」。今時、こんなアジテーションぶっ
たかて、だあれも来てくれまへんわ。
それよりも、「なんか、ええことあるみたいやで」「あそこ、おもろ
いでェ。絶対、おススメやわ」、こんな甘い言葉の方が、効果が
あるみたいなんやなあ。
情けない世の中になったもんです。源頼朝はんも、嘆いてはると
思いますわ。(2001年3月8日)
*旧ことわざ
「いざ鎌倉」
危急の事態や大事の起こって、自分が立ち上がらねばということ。
●周囲に「マジ?」と笑われれば赤くなる…理不
尽なこと。
「えっ、ウッソー」「それ、マジで言うてるん? ワハハハハハッ…」。
昔は、真面目にコツコツやるのが美徳やったはずです。二宮金次
郎はん(ちょっと古すぎ?)かて、あんなに尊敬されてはったのに、
今は、見る影もありまへん。
なんでか知らんけど、今では、真面目にやってるもんがアホに見ら
れる風潮があります。真面目なギャグゆうても、「サブーッ!」と言
うて、だあれも相手にしてくれへんのですわ。これ、ホンマにおかし
い世の中やと思いまへん?(2001年3月5日)
*旧ことわざ
「朱に交われば赤くなる」
付き合う仲間によって、良くも悪くもなること。
●いっぱい血にまみれる…戦争など、悲惨な状態が続いて
いること。
「バトル・ロワイアル」。ぎょうさん血しぶきが飛んでましたなあ。ヤ
クザ映画、顔負けですわ。
そやけど、まあ映画の中の話やったら、まだ笑ってすまされます。
世界のあちこちでは、まだまだ血で血を洗う戦争や紛争が続いて
るんですわ。
こんな言葉は、死語にせなあきまへん。その日が、一日も早く来
るよう、祈ってますわ。(2001年3月2日)
*旧ことわざ
「一敗地に塗れる」
立ち上がれないほど、大きな失敗をすること。
●雪が降ろうが槍が降ろうが…非常に強い決意を示すこ
と。
そら、雨が降ったぐらいでは、キャンセルなんかしまへん。そやけ
ど、雪が降ったら、交通機関がマヒしてまうから、確実なことは言
えまへんなあ。
ましてや、明日の天気予報で、「雪時々槍、ところによっては強く
降るでしょう」て言うてますねん。ナンボなんでも、ここはひとつ勘
弁してもらえまへんやろか。
ええーっ! それでも、「来い」言わはるんですか。殺生やなあ。
い、いや、行きます。ああ、絶対行ってみせますわ。(2001年
2月28日)
*旧ことわざ
「雨が降ろうが槍が降ろうが」
強い決意を示すこと。
●点に向かって唾を吐く…人生、なかなか思うようにいかな
いということ。
まずは、地面に1円玉を置く。そして直立した姿勢から、その1円
玉の中心に向かって、唾を吐く。簡単なようで、これがなかなか当
たらんもんです。
人生かておんなしですわ。簡単そうに見えて、なかなかうまいこと
いかんのが、世の常ゆうもんです。
これが5百円玉(旧でも新でもよろしい)や2千円札(新しかあらへ
んな)が的やったら、結構当たると思います。そやから、ここはや
っぱし1円玉やないとアカンのですわ。(2001年2月26日)
*旧ことわざ
「天に向かって唾を吐く」
人に害をもたらそうとして、かえって自分の方が損害を被ること。
●箸が転ぶのはおかしい…物事は、まず科学的に見るべきだ
ということ。
風も吹いてない、箸の角が丸くなってもない、だれかが触ったわけ
でもない。そやのに、箸がいきなり転がり始めたんですわ。
ほな、「どないなってんねん。なんや、けったいなトリックが仕掛け
てるんやないか」、こう考えるんが筋ゆうもんでっしゃろ。
そやけど、世の中には、「霊が乗り移ってるで。たたりやわ」て、オ
カルト方面に走りたがる人がぎょうさんおるんです。これ、科学的
解明を放棄して、単なる思考停止。はよ言うたら、脳がサボりたが
ってるだけとちゃいますやろか。(2001年2月23日)
*旧ことわざ
「箸が転んでもおかしい」
若い娘は、ちょっとしたことにもよく笑うということ。
●人のふり見て若いふり直せ?…年相応に生きるのが、
本当に素晴らしい生き方なのだろうかと、自分自身に問いかけるこ
と。
「よう、あんなにケバい服、着れるもんや。自分の年を考えたらええ
のに」と、毒づいたことはありませんか(少なくとも私はある)?
「年甲斐もなく、ようあんな恥ずかしいことできるもんやわ」と、つぶや
いたことはありませんか(少なくとも私にはある)?
そやけど、自分のことをじっくり振り返ってみたら、結構、年甲斐もな
くアホなことやってるもんですわ。
エイジレスの時代です。年のことなんか考えんと、好きなように生きる
んが、一番ええんやとちゃいますやろか。(2001年2月21日)
*旧ことわざ
「人のふり見て我がふり直せ」
他人のいいところ悪いところをじっくり観察し、自分の行為を反省し、改
めるべきであるという意味。
●石の上にも3年生…じっと耐えている姿が、なんとも言えずいじ
らしいこと。
「すんませんけど、ちょっと風邪をこじらせたもんで、今日は休ませて
川の土手におったのも3年生、広っぱでサッカーやってたのも3年生、
石の上に座って弁当食べてんのも3年生。
今日は、3年生の遠足ですわ。1・2年生は、学校に慣れるまでの大事
な時期、4・5・6年生は大人の世界に近づく大事な時期。3年生は、ど
うでもええほったらかされる時期。
そうゆうわけでもないんやろうけども、尻が痛いのをガマンして、石の
上に座り続ける姿が、何ともいじらしく目に映ってくるんですわ。
あと、1年だけ、辛抱してや。(2001年2月19日)
*旧ことわざ
「石の上にも3年」
辛くても、辛抱することが大事であるということ。
●明日は明日の風邪をひく…都合のいい口実を見つけること。
「すんませんけど、ちょっと風邪をこじらせたもんで、今日は休ませて
もらいます」「そうか。大事にしいや」。こんな会話をスムーズに成り
立たせてくれる風邪ゆう病気は、ホンマにありがたい存在ですわ。
もしこれが、腸捻転やら右股関節脱臼やったら、こうはいきまへん。
「そら、おおごとや。見舞いに行くから、病院教えてや」て言われでも
したら、往生こいてしまいます。
「2、3日、寝てれば、治ると思いますから」。やっぱし、仮病には、
風邪がよう似合てますわ。(2001年2月18日)
*旧ことわざ
「明日は明日の風が吹く」
くよくよしていても、仕方がないということ。