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このページを作ろうとする理由
ホームページを開設してから、構想を温めてきたアイデアの1つとして、いただいた本や論文抜刷の目録を作成することがありました。職業柄、私は自分の専攻とは異なる本や論文をいただくことは少なくありません。それらを目録化しつつ公開し、できれば礼状も兼ねようというもくろみでした。しかし、韓国・朝鮮考古学関係のデータ整理だけでも大変で、それ以上の目録作成を続ける自信がなく、実行に移せずにいました。
そうした中で、全ての資料を目録化しようとせずに、気の向くままに覚書として書き残していくことを思いつきました。ブログに似た発想ですが、こまめに更新する自信はありません。更新間隔が空いているときは、私が忙しいのだと考えていただき、ご容赦ください。(2007.6.1記)
多少は元気がでてきたものの、、、(2012年5月15日)
ゴールデンウィークの休みを利用して、家族で曼殊院附近から白鳥越を歩き、約4時間で京阪電鉄南滋賀駅まで踏破してきました。途中、崇福寺や百穴古墳群の横を通りましたが、家族はさすがに疲れ果てて、寄り道はさせてもらえなかったのが残念です。それ以外は家でゆっくりして体調を整えようとしたのですが、ゴールデンウィーク明けから、連日夜遅くまで大学で仕事をせざるを得ず、はやくもふらふらです。それでも仕事が一向に片付かないのはどういうことなのでしょうか(泣)。
井筒和幸2007『民族の壁どついたる!−在日コリアンとのつき合い方』河出書房新社
ゴールデンウィーク前に久しぶりに朝鮮史研究会例会に出席するために梅田で書店に入り、韓国・北朝鮮関係書籍のコーナーにある本を衝動買いしてしまいました。井筒さんの本は中学生程度を対象にした本で、在日の歴史を知ることの重要性を強調している点は同感なのですが、やや議論の進め方が「軽い」のが気にかかりました(中学生向けですから当然のことなのですが)。それに対して朴一さんの本は、題目の「軽さ」とは違い、芸能界やスポーツ界に少なからずの在日韓国・朝鮮人が存在することをまじめに議論した本です。
尼塚古墳群発掘調査団・加古川市教育委員会2012『加古川市西条古墳群 尼塚古墳』
大手前大学から献本していただきました。高校時代に何度も周りをうろうろした古墳だけに、発掘当時にも感慨深いものがあったことが思い出されました。埴輪の考察部分を斜め読みしていたら、私が高校時代に実測して、地歴部の会誌に報告した図面が掲載されているのを発見。原文献の図は製図用マジックペンで浄書したもので、それを再トレースしたものが、地元の研究者の論攷に引用されていることは知っていたのですが、それが『加古川市史』に原典が明示されないまま転載されているために、論文においても拙稿にまでたどり着けていません。できれば使ってもらいたくないのですが、その古墳から出土している埴輪が図化されているのは、私の図しかないという事情がありまして。。。穴があったら入りたい気分です。
以下は、この間にいただいた論文・書籍です。どうもありがとうございました。
橋本達也2012「堂山一号墳の甲冑」『堂山古墳群のひみつ』大東市立歴史民俗資料館
橋本達也2012「古墳築造周縁域における境界形成−南限社会と国家形成−」『考古学研究』第58巻第4号
橋本達也2012「地域の展開 九州南部」『古墳時代の考古学』2、同成社
橋本達也2012「2010年奄美豪雨災害の文化財・博物館被災」『「2010年奄美豪雨災害の総合的調査研究」報告書』
堺市2012『第3回百舌鳥古墳群講演会 漆黒の武具・白銀の武器−百舌鳥古墳群と5世紀の動乱−発表資料集』
西都原考古博物館2012『日向の古墳T 蒼き海路を統べるもの−古墳時代前半の日向海岸部−』
公益法人大阪府文化財センター2011『世界遺産をめざす古市古墳群とその周辺』
市川創・松田順一郎・小倉徹也・趙哲済・辻本裕也・平田洋司2011「古環境と人間活動の関係把握に向けて−大阪市上町台地北部を題材として−」『大阪文化財研究所研究紀要』第13号
千田剛道2012「高句麗の前期平壌城と清岩里土城」『文学・芸術・文化』第23号第2号
もう早やゴールデンウィーク(2012年4月30日)
体も心ももう1つ調子がよくないのですが、新学期がはじまり、人様にご迷惑がかからない程度に(それでも困らせている方が何人かおられます。申し訳ありません)目の前の仕事をこなしていく毎日が続いています。大きな仕事はゴールデンウィークの時にまとめてやろう、と思っていたのですが、恐らく3週間くらいゴールデンウィークがないと片付けるのは到底無理。さて、何から手をつけましょうか。
成田龍一2012『近現代日本史と歴史学 書き替えられてきた過去』中公新書
最近の体調の悪さを反映しているのか、この間、読破できた本はこれ1冊。明治維新から現代にいたるまでの日本史の記述がどのように変化したかを、戦後を3期にわけ、大きな論点・争点ごとに整理した本。聞きかじったことのある本や議論が、学史の中でどのような位置にあるのかを確認するのには役立ちましたが、テーマの関係上、ある程度までは羅列的な記述(とはいえ、かなり苦労・工夫したことはよくわかります)が続く部分があり、一気に読み通す、というわけにはいきませんでした。
諫早直人2012『東北アジアにおける騎馬文化の考古学的研究』雄山閣
中村大介2012『弥生文化形成と東アジア社会』塙書房
朝鮮半島を含めた東アジア世界をフィールドとした若き2人の研究者の博士論文が刊行され、1冊ずつ献本していただきました。2人が大学院生のころから、相談を受けては、相手を煽ったり煙に巻いたりしたことしかないのですが、着々とキャリアアップされていて心強い限りです。
以下は、この間にいただいた論文・書籍です。どうもありがとうございました。
宮本一夫2012「楽浪土器の成立と拡散−花盆形土器を中心として−」『史淵』第149輯
宮本一夫2012「弥生移行期における墓制から見た北部九州の文化受容と地域間関係」『古文化談叢』第67集
宮本一夫2012「奈多砂丘B遺跡の発掘調査」『市史研究 ふくおか』第7号
立命館大学文学部日本史研究学域2012『考古学・文化遺産を学ぶ』
今津節生・廣川守編2012『青銅器の内部を探る−X線CTスキャナによる中国古代青銅器の構造技法解析−』泉屋博古館
中央文化財研究院編2012『アジアの古代文物交流』書景文化社
新宮町教育委員会2012『国指定史跡相島積石塚群保存整備事業報告書T』
唐古・鍵考古学ミュージアム2012『村を守る−乱世の考古学−』(平成24年度春季企画展図録)
九州国立博物館2012『東風西声』第7号
名古屋市博物館2012『尾張氏 志段味古墳群をときあかす』
李炳鎬(橋本繁訳)2011「扶余陵山里出土木簡の性格(韓国木簡学会編『木簡と文字』創刊号)」『木簡研究』第33号
李炳鎬(井上主税訳)2012「百済寺院の展開過程と日本の初期寺院」『帝塚山大学考古学研究所研究報告』]W
矢野健一2012「埋め込まれた「原日本」−繰り返されるミネルヴァ論争−」『考古学研究』第58巻第4号
熊本県教育委員会2012『鞠智城跡U』(熊本県文化財調査報告第276集)
立命館大学文学部2012『杉沢遺跡 2011年度発掘調査概報』
高嶋航2012『帝国日本とスポーツ』塙書房
横山成己編2012『山口大学埋蔵文化財資料館年報−平成20年度−』山口大学埋蔵文化財資料館
横山成己編2012『見島ジーコンボ古墳群 第151号分出土資料調査報告』山口大学埋蔵文化財資料館
東村純子2012「女性がおくる布−古代の領巾(ヒレ)と沖縄・八重山諸島の手巾(ティサージ)−」『万葉古代学研究所年報』第10号
新学期がはじまってしまった!(2012年4月7日)
3月は別れの季節。思いがけなく見送らねばならない人々があり、年度末のつじつま合わせに奔走させられ、心のあちこちに穴が開きそうな状況をごまかしながら、日々を過ごしていました。その中での小さな幸せは、韓国での調査旅行。ここしばらくの懸案が、かなり解決できました。4月からはますます忙しくなりそうですが、新しくきた人々を迎えて、心にむち打ちながら、再び立ち上がらなければなりません。さて、どうなることやら。
中村うさぎ・佐藤優2011『聖書を語る 宗教は震災後の日本を救えるか』文藝春秋
たまたま入った書店で手にし、衝動買いしました。新聞などで読む佐藤優の論調と、彼が同志社大学神学部卒であることが、どのようにつながるのかがよくわからなかったのですが、この本を読んで、少しわかったような気がしました。
小松達也2012『英語で話すヒント−通訳者が教える上達法』岩波文庫
日本における通訳の第一人者として活躍してきた著者が、その経験からまとめた英語上達法をまとめたもの。英語嫌いの私が読んで、少しだけ励まされるような内容でした。
J.トーマス(下垣仁志・佐藤啓介訳)2012『解釈考古学−先史社会の時間・文化・アイデンティティ−』同成社
訳者である下垣さんからいただきました。かなり前から、この本の翻訳については聞いていましたので、人の本とはいえ、うれしかったです。とりあえず、解説部分などを斜め読みしましたが、これだけでもうおなかが一杯です。訳書をつくるなら、これくらいのことはしなければ、という訳者達の気概が伝わってくる本です。
以下は、この間にいただいた論文・書籍です。どうもありがとうございました。
井上直樹2011「六世紀末から七世紀半ばの東アジア情勢と高句麗の対倭外交」『朝鮮学報』第221輯